東洋経済オンラインとは
ライフ #廃墟モールの経済学

「ダイエー撤退で売上が激減」「家電量販店も耐え切れずに去る」 ダイエー閉店で廃墟化「兵庫のバブルモール」苦戦の背景

7分で読める
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES

同時期の『読売新聞』は「あべのベルタ客足さっぱり 再開発ビル 目算はずれて」という見出しを付け、「オープンして半年たったが、客足の悪さに早くも店をたたむ店舗が続出」と書いている(『読売新聞』1988年3月5日)。

そごうの撤退、競合施設の出現

核テナントのそごうホップは90年後半頃から赤字が続き、2000年に閉店。「あべのベルタ」はオープンから10年少しで核を失った。そごうホップの閉店に加え、バブル崩壊などを理由にテナントの撤退が相次いだ。

当初15年間の予定だった阿倍野再開発が40年間を超えるほど長期化したことも仇となった。周辺エリアの空白期間が長引いたからだ。

同再開発により、11年に「あべのキューズモール」、14年に「あべのハルカス」といった商業施設がオープンしたが、「あべのベルタ」まで客足は流れてこなかった。

東急不動産の大型モール「あべのキューズモール」(写真:筆者撮影)
「あべのベルタ」と「あべのキューズモール」はすぐ隣だ(写真:筆者撮影)
関西で最も高いビルである「あべのハルカス」も近い(写真:筆者撮影)
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象