クライアントの本音を言い当てる快感
平井:コンサルタント時代から「ヒドゥンアジェンダ」を意識してきました。クライアントが言語化できていないモヤモヤした何かを、「実はこういう構造ですよね」と言い当てる。それがビシッと決まると「おお!それそれ」となって、提案が通るわけです。細谷さんが本や講演や研修で鋭いことをおっしゃるとき、どんなスタンスで臨み、どうやって思いつくのか、前から聞いてみたいと思っていました。
細谷:私も平井さんと同じですよ。お客さんと話しているときもそうで、まずはカオスみたいなところに飛び込んで、ひたすらずっと話を聞きます。その間、頭の中ではひたすら抽象化して、「この人とこの人の関係がこうなって」みたいなことを1枚の絵にまとめようとしている。まとまった瞬間に立ち上がって「つまりこういうことですね?」とホワイトボードに書き出す。「そうそうそうそう!」。一番の快感です(笑)。
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【図で示すと物事が動き出す】

