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「そうそう、それ!」と言わせる人の思考法。元コンサル教授×「抽象」のプロ 「『考える』を考える」対談【中編】

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平井孝志氏、細谷功氏
「考える」プロフェッショナルによる「『考える』を考える」対談、中編です(撮影:尾形文繁)
  • 平井 孝志 筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授
  • 細谷 功 著述家、抽象アーキテクト

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「考える」という行為は、どんな道具を使うかによって、広さ、深さ、質が変わる。戦略コンサルティングファーム、外資系事業会社を経てビジネススクールで教鞭をとり、『13歳からの図で考える問題解決』を上梓した平井孝志氏と、ベストセラー『13歳から鍛える具体と抽象』の細谷功氏。2人は「考えるとは、具体と抽象を行き来すること」という共通の問題意識を持ちながら、アプローチは異なるようだ。「考える」プロフェッショナルによる「『考える』を考える」対談を、・中・後編でお届けする。

クライアントの本音を言い当てる快感

『13歳からの図で考える問題解決』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

平井:コンサルタント時代から「ヒドゥンアジェンダ」を意識してきました。クライアントが言語化できていないモヤモヤした何かを、「実はこういう構造ですよね」と言い当てる。それがビシッと決まると「おお!それそれ」となって、提案が通るわけです。細谷さんが本や講演や研修で鋭いことをおっしゃるとき、どんなスタンスで臨み、どうやって思いつくのか、前から聞いてみたいと思っていました。

細谷:私も平井さんと同じですよ。お客さんと話しているときもそうで、まずはカオスみたいなところに飛び込んで、ひたすらずっと話を聞きます。その間、頭の中ではひたすら抽象化して、「この人とこの人の関係がこうなって」みたいなことを1枚の絵にまとめようとしている。まとまった瞬間に立ち上がって「つまりこういうことですね?」とホワイトボードに書き出す。「そうそうそうそう!」。一番の快感です(笑)。

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【図で示すと物事が動き出す】

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