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「そうそう、それ!」と言わせる人の思考法。元コンサル教授×「抽象」のプロ 「『考える』を考える」対談【中編】

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平井孝志氏、細谷功氏
「考える」プロフェッショナルによる「『考える』を考える」対談、中編です(撮影:尾形文繁)
  • 平井 孝志 筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授
  • 細谷 功 著述家、抽象アーキテクト
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平井:「会計士や弁護士はAIで淘汰される」などと言われますが、実際のところどうなのでしょう。直感や関係性を扱う職業は残りやすいとも聞きますが。

細谷:会計士や税理士も実は同じで、「この領収書が経費になるか」みたいな話は、どちらとも言えるところがある。それでも最後に「この先生が言うならそうしようか」と思ってもらえるかどうか。そこだけが人間に残る役割なのかもしれませんね。会計士や税理士に限らず、弁護士もコンサルタントも、どんな職業でもです。

言いたいことは「2ページ」だけ

細谷:本の話をすると、これまで何十冊出させてもらいましたが、だいたい「はじめに」の2ページで言いたいことは全部言い切っています。極論すると、あとは全部おまけで、2ページ分の抽象を、さまざまな具体に置き換えて表現しているだけとも言えます。

平井孝志(ひらいたかし)筑波大学大学院ビジネスサイエンス系国際経営プロフェッショナル専攻教授。ベイン・アンド・カンパニー、デル、スターバックス コーヒー ジャパン、ローランド・ベルガーなどを経て現職(撮影:尾形文繁)

平井:抽象化してしまえば言いたいことの量はごくわずか、それは私もそうです。MBAを取りに行ったとき、科目ごとに終わったら、図や短い言葉で「まとめノート」を作っていたんですが、だいたい2~3ページ。10科目やっても2、30ページで全部をまとめられる感覚がありました。

今回私が書いた『13歳からの図で考える問題解決』も同じようなものだと思います。覚えることは多くなくていい、4つの図があればかなりの問題解決ができる、という本ですから。

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【ベストセラーを生む「決めゼリフ」】

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