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「そうそう、それ!」と言わせる人の思考法。元コンサル教授×「抽象」のプロ 「『考える』を考える」対談【中編】

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平井孝志氏、細谷功氏
「考える」プロフェッショナルによる「『考える』を考える」対談、中編です(撮影:尾形文繁)
  • 平井 孝志 筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授
  • 細谷 功 著述家、抽象アーキテクト
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平井:まるで同じですね。だから細谷さんとは気が合うのかも(笑)。私が『13歳からの図で考える問題解決』で紹介している「おでん図」は、私が駆け出しコンサルタントの頃にパートナーが見せてくれた図をヒントにしました。◯で「ありたい姿」、□で「現状」、△で「◯と□のギャップを埋める方策」を整理し、問題解決のためのビッグピクチャーを一発で示した。こういうインパクトは、コンサルの仕事の成否に直結します。

細谷:あれは特に新しいことをやっているわけじゃないんですよね。みなが無意識下で思っていたことを「そうそう」と言わせている。

平井:でも、その問題の渦中にいる人たちはなかなか気づけないし、あるいは意識して考えようとしても気づかない。それを明確にしてあげるだけで、問題が解決に動き出す。そこに意味があるのだと思います。

「言う順番」でメッセージが逆に

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平井:学生にもよく言うのですが、「言う順番」もすごく大事です。「危なそうだけど成長している」と言うのか、「成長しているけどリスクが大きい」と言うのか、言葉の順番を逆にするだけでメッセージが変わります。グラフ1つとっても、数字が減っているところに丸をつけて「減ってます」と言うのか、ただ「おおむね順調です」と言うのか。こうした大事な論点を雑に扱っている人が多いと感じます。

細谷:AIにグラフを読ませるにせよ、「どのメッセージで切り取るか」はいかようにも変えられます。しかし、メッセージをつないでストーリーをつくるときに、その方向性を決めるのは人間でないといけないのでしょう。

となると、ロジックとデータはAIが扱えるようになっても、リスクをとって「こっちです」と言い切れる人間は、生き残りそうです。

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【人間に残る最後の役割は】

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