言語で人間に勝るAIが「図」を描けない理由。元コンサル教授×「抽象」のプロが「『考える』を考える」対談【前編】

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「『考える』を考える」の話を伺った細谷功氏(左)と平井孝志氏(撮影:尾形文繁)
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「考える」という行為は、どんな道具を使うかによって、広さ、深さ、質が変わる。戦略コンサルティングファーム、外資系事業会社を経てビジネススクールで教鞭をとり、『13歳からの図で考える問題解決』を上梓した平井孝志氏と、ベストセラー『13歳から鍛える具体と抽象』の細谷功氏。2人は「考えるとは、具体と抽象を行き来すること」という共通の問題意識を持ちながら、アプローチは異なるようだ。「考える」プロフェッショナルによる「『考える』を考える」対談を、前・中・後編でお届けする。

考えるときは、図を描いてみる

細谷:平井さんが考えるときは、いつも手と紙とペンで?

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平井:そうですね。何か考え始めようというときは、まず紙を1枚出して「さて考えるか」という感じです。最初はなかなかまとまらないので、キーワードを書き出しながら、関連するものを囲んでみたり、線で結んだり。

論文を書くときも同じで、行き詰まったらA4ノートの見開き1枚にこれまでの先行研究のポイントなども書き出して線で結んだり、流れを再確認するのが基本です。

細谷:私は描画アプリにいきなり書く派ですね。本にするときも、まずパワポに書いて、全部図にしていく。

ただ、プレゼンのときは必ずPC上で手書きペンを使います。絶対に手書きのペンでないといけなくて、パワポ画面に書き込みながら話すスタイルです。

それから、コンサルティングの現場ではホワイトボードが必須でした。「細谷さんの席はここ」と言われて、いつもホワイトボードの前が空いていました(笑)。

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