「使われていない魚」の存在
天然の魚の漁獲量は、世界的に見ると1990年代をピークに頭打ちになっており、伸び悩んでいます。FAO(国連食糧農業機関)の統計でも、世界の天然漁業生産量は1996年を境に横ばいが続いています。
しかし、だからといって天然魚に可能性がないわけではありません。私はむしろ、天然魚こそがこれからの時代において、貴重なタンパク源であり、新たな寿司ネタとして再評価される存在になると考えています。
現状、日本で利用されている魚種はごく限られています。
日本近海にはおよそ4000種の魚類が確認されているにもかかわらず、私たちが日常的に消費している魚はわずか30種ほど。豊洲市場に並ぶ魚介類もおよそ500品目にとどまります。
つまり、海には“使われていない魚”が圧倒的に多く存在しているのです。
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【漁の現場で知る「実態」】
