福岡県民が「屋台に行かない」本当の理由 290円ラーメン、うどん文化…"食の街"ジモト民の「常識」は観光客とまったく違う

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その筆頭とも言える屋台が、天神・渡辺通に出ているフレンチ屋台「レミさんち」だ。いつも開店前から行列ができており、地元民の間でも「おいしい」と話題になっている。しかし、並ばないと入れないというのはハードルが高く、筆者は気になりつつも、まだ一度も行ったことがない。

レミさんち 福岡
いつも満席の「レミさんち」。道の端には順番待ちの行列ができている(写真:筆者撮影)

ただ、福岡市の屋台公募制における営業許可期間が最大10年のため、「レミさんち」は2027年4月に閉店してしまうという。これは、いよいよ一度行っておかなければなるまい。本記事を書きながら近いうちに来店することを心に決めた。

レミさんち 福岡
鶏もものコンフィや本日のキッシュなど、おいしそうなビストロメニューが並ぶ(写真:筆者撮影)

「1杯1000円」は高すぎる? ラーメンが“おやつ”の福岡県民

屋台に次いで困るのが「おいしいラーメン屋を教えて」という質問だ。一風堂や一蘭といった有名店は全国に展開していることを考えると、他のラーメン屋を挙げるべきなのだろう。しかし、普段ラーメンを食べない筆者には思い浮かばない。

仕方がないので、博多駅構内にある「デイトス」2階の「博多めん街道」や福岡空港のラーメンストリート「ラーメン滑走路」のほか、いつも行列ができている「博多一双」などを挙げることが多い。「行ったことはないのだけど」という言葉を添えて、だが。

ラーメンを食べに行くことがほとんどないのは筆者の嗜好による可能性も考え、周囲にもヒアリングをしてみた。しかし、女性に限らず男性も、生粋のラーメン好き以外は「あまり行かない」という人が多かった。

地元民にとって、ラーメンは「飲んだ後の締め」という意識が強く、1杯1000円前後もする有名店にはあまり足を運ばないのだ。

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