若い女性教師が「学校に行けなくなった」深刻な理由 「この仕事を選んでよかった」→次第に頭の奥がズキッと痛むように
大好きな教師の仕事が「つらい」と感じる
水野沙耶(仮名)さんが初めてクリニックに来た日のことを、よく覚えています。浅い呼吸、速い胸の動き、わずかに青白い顔色。ここに来るだけでも、水野さんにとっては大きな挑戦だったのがよくわかりました。
広岡:今日はここまで来られた。それ自体が、大きな一歩です。少しずつでかまいません。どんな経過だったか、聞かせてください。
いったん呼吸を整えてから、水野さんが話し始めました。
水野:はい……わたしは中学校の教師をしています。子どもたちに教えたり、話したりするのが楽しくて……やりがいも感じていました。生徒の笑顔を見るたびに……「この仕事を選んでよかった」と思えたんです。
広岡:ゆっくり話していただいてかまいませんからね。そうですか、教えることに喜びを感じておられたんですね。でも、その分、責任も大きかったのではありませんか?
水野:そうかもしれません。教師の仕事って、子どもたちと向き合うだけじゃなくて。授業の準備、テストの採点、行事の企画、保護者対応、同僚との打ち合わせ……。
広岡:気を抜く時間が、ほとんどなかったのでは?
水野:ええ……。授業の合間にも“やることリスト”が頭の中でどんどん増えていって。気づくと夜遅くまで職員室に残っていました。まだ新人で仕事も遅くて、いつも最後まで残って……。机の上のプリントを見ながら、ため息ばかり出ていました。





















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