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「殺してほしかった」、8年間で110名超…刑期終えた出所者支援を"何度裏切られても"続けなければいけない理由

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出所者に一時的な住まいを提供する更生支援を続ける「株式会社生き直し」代表の千葉龍一さん(筆者撮影)
【写真を見る】「殺してほしかった」、8年間で110名超…刑期終えた出所者支援を"何度裏切られても"続けなければいけない理由(11枚)
薬物、窃盗、詐欺、殺人……。事件発生の瞬間はセンセーショナルだ。加害者が逮捕され、事件の詳細が判明すれば、誰もが心理学者や社会学者のように語り始める。判決が下れば、量刑が軽すぎる、重すぎると盛り上がる。
一方で、私たちはその後加害者がどうなるのかをあまり知らない。極刑でない限り、刑務所に入ってもいずれ出所して、社会に戻るはずだ。
彼らはその後、どこへ行くのか。過去に過ちを犯したある男性の人生をたどることで、その行き先が見えてきた。

サステナブルとは言えないビジネス「自立準備ホーム」

玄関には、男性物の靴が2段になったラックに並べられている。どこにでもある民家のようだった。どこか懐かしく、まるで実家に帰ってきたように肌なじみのよい空気を感じる。

玄関には、男性物の靴が並んでいた(筆者撮影)

玄関の上がり框から、この施設を運営する千葉龍一さんが笑顔で迎え入れてくれた。

東京都内、中心部から離れた場所にあるこの一軒家は、千葉さんが運営する「自立準備ホーム」の1つだ。4LDKの家には、現在数名の男性が暮らしている。

「自立準備ホーム」とは、法務省からの委託により運営される住居支援施設で、刑務所や少年院を出所後、戻るあてのない人の生活立て直しを一時的に支えることを目的としている。つまりこの家に住んでいるのは、何らかの罪を犯して収監され、刑期を終えて出所した男性たちだ。

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【怖いのは、彼らを知らないから】

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