X Moneyは単なる「金利6%のおいしい預金口座」ではない! マスク氏が27年越しに狙う「X内経済圏」戦慄の正体
「預金金利6%。買い物には3%還元。メガバンクの金利がギャグに見える」――。3月10日、イーロン・マスク氏がX上で「X Moneyの一般開放を来月始める」と発表すると、日本のタイムラインはこんな言葉であふれた。
「資産2億円を移せば毎年1200万円の利子」「新NISAよりX預金で十分」。万単位の「いいね」が付く投稿も続出している。
ただし、6%という金利は単なる高利回りの預金口座ではない。マスク氏の狙いは、Xアプリ内に資金を滞留させることにある。入金させ、出金の動機を奪い、送金も投資もアプリ内で完結させる「X経済圏」の構築だ。高金利はそのための導線である。
27年前にマスクが描いた設計図
この発想の原点は27年前にさかのぼる。1999年12月、28歳のマスク氏はCBS「MarketWatch」のインタビューでこう語った。
「人々がインターネットを“主な金融の保管庫”として使う段階に入った」
その年の春に創業したX.comの構想は、単なるネット銀行ではなかった。銀行口座、投資信託、証券、保険、税務管理――。あらゆる金融サービスを1カ所に統合するという、いわばスーパーアプリの先駆けだ。




















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