X Moneyは単なる「金利6%のおいしい預金口座」ではない! マスク氏が27年越しに狙う「X内経済圏」戦慄の正体
最大の目玉が、預金に対する「最大6.00%」の金利だ。アメリカでも銀行預金は平均0.5%前後。日本の預金金利はさらに低い。冒頭のSNSの熱狂は、この数字が呼び起こした。
ただし「最大」となる条件、つまり残高や適用期間、給与振込などが必要かどうかはまだ公開されていない。
オンライン証券会社Robinhoodは、月額課金会員に預金金利4.5~5%を提示しつつ、非課金の一般顧客には0.01%だった。フィンテック企業SoFiの金利は、利下げ局面で4.60%から3.30%に下がった。フィンテック企業が打ち出した高金利が、看板どおり全員にずっと提供されるとは限らない。
機能だけを並べれば、VenmoやBlockのCash Appとさほど変わらない。違いは、その先にある。
既存の送金アプリはあくまで「銀行口座の出先機関」だが、X Moneyは銀行口座そのものを代替しようとしている。給与が振り込まれ、貯蓄が積み上がり、決済も送金もアプリの外に出る必要がない——。そこまで到達して初めて「X経済圏」は成立する。
「X内経済圏」の設計図
現在のXでは、お金はアプリの「外」に流れている。クリエイターへの収益分配はStripe経由、チップは暗号資産の外部ウォレット、サブスクの課金もAppleやGoogleを通る。コンテンツはXの上で消費されるのに、お金だけが外に出ていく形だ。
X Moneyは、この流れをひっくり返そうとしている。
P2P(ピア・ツー・ピア)送金でDM(ダイレクトメッセージ)上の割り勘や投げ銭をワンタップ化する。クリエイター収益をX Wallet内で完結させる。タイムラインには「Smart Cashtags」の導入が予告されており、$TSLAや$BTCをタップすると価格やチャートが表示され、金融商品の取引所への導線が用意される。そして高利回りの預金が、資金をXの中にとどめておくフタになる。




















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