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SNS炎上の常連、テストの「トンデモ採点」はなぜ起きる? 先生の事情と「我が子が"人質"で指摘は怖い…」親の切実な声

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  • 樋口 万太郎 中部大学 現代教育学部 現代教育学科 准教授

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SNSで話題になる子どものテストの「トンデモ採点」。筆者は「先生叩き」や「親のモンスター化」という二元論で片付けるべきではないと考える(写真:mu / PIXTA)

定期的に、X(旧Twitter)などのSNSでは「トンデモ採点」や「理不尽な減点」が話題になり、実際のテスト答案の画像が拡散されます。毎回何万もの“いいね”がつき、リプライ欄は阿鼻叫喚の様相を呈します。もちろん、著作権や個人情報の観点から見れば、答案用紙をそのままアップすることには問題があるでしょう。

しかし、元小学校教員として、そして今は教育を外側から見る立場として、私はこの現象を単なる「先生叩き」や「親のモンスター化」という二元論で片付けるべきではないと考えています。その奥底にある構造的なすれ違いについて、深く掘り下げてみたいと思います。

炎上する採点の典型パターン

話題になる採点には、いくつかの典型的なパターンがあります。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。以下の5つに分けられると考えます。

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【教師側の正義や論理とは?】

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