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累計1030万体のロングセラー人形「メルちゃん」を筆記具メーカー「パイロット」が作ったワケ "お世話人形"界の一強を生んだ、意外な背景

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子どもたちに大人気、プレゼントシーズンにはSNSを賑わすお世話人形の「メルちゃん」。キャッチコピーは「めばえる やさしさ おもいやり」(撮影:尾形文繁)

愛らしさに目が離せなくなる人形がいる。その名は「メルちゃん」。2027年には35周年を迎える「お世話人形」である。

平成初期の発売から生き残り、令和の子どもたちにも大人気で、現在は“お世話人形”界の一強という立ち位置にいる。

そんなメルちゃんを手がけているのは、実は筆記具メーカーであることをご存じだろうか。消せるボールペンの「フリクション」や万年筆を販売する「パイロット」である。

玩具メーカーではなく、なぜ筆記具メーカーが人形を作ったのか。メルちゃんを訪ねて、東京・京橋のパイロットコーポレーション本社へ向かった。

【写真を見る】令和にアップデート!? “動画クリエイター”もいる「現在のメルちゃんシリーズ」(18枚)

「メルちゃん」に生かされた“すごい技術”

発売当時、メルちゃんが驚きを持って迎えられたのは、お風呂に入ると髪色が変わるという衝撃的なギミックからだった。お湯をかけるとあっという間にピンク色になる。

36℃以上のお湯をかけると髪色がピンクに変わる(写真:パイロットコーポレーション提供)

これには、筆記具メーカーならではの“すごい技術”が関係していた。

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【パイロットインキの玩具事業部で1992年に発売】

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