東洋経済オンラインとは
ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

「倒れるまでラーメン作りを続けたい」 盛岡が誇る老舗ラーメン店の創業者が84歳で逝去。「生涯現役」を貫いたレジェンドが、次世代に残した"教え"

6分で読める
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン

INDEX

盛岡の老舗ラーメン店「柳家」の創業者、大信田和一さん。亡くなる前日まで、鍋を振るっていたという(写真:筆者撮影)

「生涯現役」を貫いた伝説の店主

盛岡の街から、ひとつの時代の終わりを告げる知らせが届いた。老舗ラーメン店「柳家」の創業者、大信田和一さんが19日、心不全のため84歳で亡くなった。

前日の18日まで総本店の厨房に立ち、いつも通り鍋を振るっていたという。19日の朝も日課のランニングに出かけ、その途中で倒れた。文字通り、「生涯現役」を貫いた最期だった。

「柳家」の出発点はラーメンではない。岩手県稗貫郡大迫町(現・花巻市)で営んでいた手打ちそばの食堂が原点である。過疎化の波を見据え、「このままではいけない」と盛岡進出を決断。家族の将来を思っての挑戦だった。

1975年、盛岡市大通の商店街、さわや書店本店の3階でそば屋として再出発する。だが、立地のハンデもあり、経営は苦戦。看板の日本そばは伸び悩み、資金繰りにも苦しんだ。

【画像9枚】唯一無二の魅力!盛岡の老舗ラーメン店「柳家」の外観や人気メニュー

次ページが続きます:
【「こんなのラーメンじゃない」→やがて盛岡の味に】

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象