「倒れるまでラーメン作りを続けたい」 盛岡が誇る老舗ラーメン店の創業者が84歳で逝去。「生涯現役」を貫いたレジェンドが、次世代に残した"教え"
近年は会長職となり、経営は息子で現社長の大信田和彦さんに託していたが、自身は日中の現場に立ち続けた。
「生涯現役」が信条。肩書よりも、厨房に立つ時間を選んだ。鍋を振り、お客様に声をかけ、若いスタッフに背中を見せる。その姿勢こそが「柳家」の核だった。
「一生一品」の哲学
「柳家」は後進の育成にも力を注いできた。和一さんは若手に積極的に声をかけ、「商売とは何か」「ラーメン屋とはどうあるべきか」を語り続けた。味だけでなく、商いの心構えを伝えることが使命だと考えていた。
和一さんには、繰り返し口にしてきた言葉がある。
「想いを込めた一杯は、きっとお客様の心に響く」
その哲学を「一生一品」と名付けた。一杯入魂ではない。一生をかけて磨き続ける一品という意味だ。ボリューム満点で、ネーミングも自由奔放。既存のラーメンの概念や製法に縛られないユニークな商品を次々と打ち出してきたのも、その精神の表れである。「一生一品」の思想は、いまや多くのスタッフへと受け継がれている。




















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