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グーグルの採用試験と聞けば、多くの方はユニークすぎる「とんち問題」を思い出すことだろう。それは私も同じだった。
「マンホールのふたは、なぜ丸い形をしているのですか?」
「ゾウ(キリン)を冷蔵庫に入れるには?」
などなど、他の企業の試験問題では考えられないような問題ばかりで、それらはグーグルの面接のオリジナリティを象徴するものでもあった。
ところが『
グーグルのすごい採用: 科学的な最強人事戦略』(小川高子 著、東洋経済新報社)の著者によれば、話はそれほど単純なものではなさそうだ。
グーグルが下した衝撃の意思決定
グーグル・ジャパンで採用・人材開発業務に従事し、2014年に米グーグル本社へ移籍。採用戦略チームで5年間にわたり、採用の戦略立案やプロジェクトマネジメントに携わったという実績の持ち主。当然ながらご自身も、「とんち問題」を入社時に体験している。
ところが入社が決まって人事部門で採用の業務を担当することになった時点で、グーグルの下した意思決定に「人事」のイメージが覆るほどの衝撃を受けたのだそうだ。
そのひとつが、「とんち問題」を廃止したこと。
「候補者のクリエイティビティや頭の回転の速さなどのスキル、入社後のパフォーマンスとは相関がなく、意味がない」という本社の結論で、ある日を境に面接官は質問することを禁じられたのです。(44ページより)
もうひとつの衝撃は、「学歴採用」を廃止したことだという。著者の入社当時は、世界中のあらゆる大学がグーグル独自の厳格な基準によってランク付けされていた。トップクラスと判断されている大学を出ていないと、どれだけ面接での評価が高くても合格にはなかなかたどりつけなかったのだ。
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