さて、「採用戦略」に話を戻そう。もともと「Effectiveness(効果)」と「Efficiency(効率)」を採用戦略の柱としていたところに、新たな「E」の柱として確立されたのが「Experience(体験)」だ。
新たな戦略として確立された残り2つのE
「効果」と「効率」を徹底的に追求してきたグーグルでは、採用担当や面接官などとの接点を通じた候補者の「体験」はさほど重視していなかったという。
しかしそののち、「体験」はグーグルの採用においての重要な価値基準のひとつになる。そのきっかけとなったのも、「データ」である。データを利用し、ブラックボックスとなっていた「体験」を可視化したのだ。
そして最後に、4つ目の大きな柱として浮上したのが「Equity(公平性)」だ。
グーグルが「学歴システム」を撤廃したことは前述したが、それでも、エリートといわれる大学出身者と、一部の地域の大学出身者との間には、内定率に見過ごせない差が生じていたのだという。
こうした仮説をもとに立ち上げられたのが、「面接の赤本」プロジェクト。すべての候補者に対して面接時のポイントや注意事項、過去に聞かれた質問などをまとめ、参考資料として公開したのだ。いうまでもなく、出身大学による事前情報の格差を解消し、面接に臨むスタートラインを揃えるためだ。




















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