理にかなった考え方だが、こうして面接の手段や質問を対外的に公開することは、グーグルにとっても前代未聞のチャレンジだった。しかし結果的には「公平性」のチームも正式に発足し、4つ目の「E」の柱として確立されたという。
「4つのE」に照らし、採用ルールもダイナミックに変化
こう聞くと、「グーグルだからできたんだろう」と言いたくもなるが、それは誤解だと著者は断言している。
意思決定をするうえで重要なのは、必ずしも高度な分析スキルを持つアナリストではなく、日ごろから「おかしいな」「これでいいのかな?」と気づく感性を持っておくことだからだ。
しかもグーグルの採用戦略チームといえども、社員は多くのタスクを抱え、時間もリソースも足りない状況にある。したがって通常業務をできるだけ効率化して時間を捻出しながら、並行してさまざまなプロジェクトを動かしているのだ。たしかにこれも、多くの企業に当てはまることだろう。
なるほど、トライ&エラーから学びを得ることなら、どの企業にでもできるに違いない。
