長年積み上げた採用法を一瞬で廃止!Google衝撃の意思決定→なぜ大胆な決断ができたのか?

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理にかなった考え方だが、こうして面接の手段や質問を対外的に公開することは、グーグルにとっても前代未聞のチャレンジだった。しかし結果的には「公平性」のチームも正式に発足し、4つ目の「E」の柱として確立されたという。

「4つのE」に照らし、採用ルールもダイナミックに変化

このように、「Effectiveness(効果)」と「Efficiency(効率)」、後に追加された「Experience(体験)」と「Equity(公平性)」の「4つのE」が、グーグルの採用における戦略の柱として確立されています。そして、これらの「4つのE」に照らしてすべての採用プログラムが設計され、日々改善されています。(55ページより)

こう聞くと、「グーグルだからできたんだろう」と言いたくもなるが、それは誤解だと著者は断言している。

意思決定をするうえで重要なのは、必ずしも高度な分析スキルを持つアナリストではなく、日ごろから「おかしいな」「これでいいのかな?」と気づく感性を持っておくことだからだ。

しかもグーグルの採用戦略チームといえども、社員は多くのタスクを抱え、時間もリソースも足りない状況にある。したがって通常業務をできるだけ効率化して時間を捻出しながら、並行してさまざまなプロジェクトを動かしているのだ。たしかにこれも、多くの企業に当てはまることだろう。

もう一つ、強調しておきたいことがあります。グーグルの採用戦略チームは、おそらくどの企業よりも数多くの「失敗」をしています。トライした数だけ失敗を繰り返している。その失敗から学習し、修正する。このサイクルを高速で回しているがゆえに、「グーグルの採用の仕組みは優れている」との評価を受けているのです。(55ページより)

なるほど、トライ&エラーから学びを得ることなら、どの企業にでもできるに違いない。

印南 敦史 作家、書評家

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いんなみ あつし / Atsushi Innami

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー・ジャパン」「ニューズウィーク日本版」「サライ.jp」「文春オンライン」などで連載を持つほか、「Pen」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)『「書くのが苦手」な人のための文章術』(PHP研究所)、『先延ばしをなくす朝の習慣』(秀和システム)など著作多数。最新刊は『抗う練習』(フォレスト出版)。

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