「面接は4回でいい」グーグルが導き出した究極の採用の効率化 年間1.7万時間のムダを削減したプロジェクト

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グーグルの採用戦略「ルール・オブ・フォー(Rule of 4)」を例に、採用を効率化することの重要性について解説します(写真:ezps/PIXTA)
世界各国で約18万人(2025年8月現在)もの社員が働くグローバルテック企業、グーグル。そのグーグルの「採用」では、人材の定義から面接の回数、面接での質問、候補者へのフォローアップに至るまで、すべてのプロセスを膨大なデータにもとづいて設計・仕組み化しています。
そんなグーグルの「データドリブンな採用」の秘密について、グーグル米国本社 人事戦略室で採用戦略を担当した小川高子氏の『グーグルのすごい採用: 科学的な最強人事戦略』(東洋経済新報社)より一部抜粋・再構成し、ご紹介します。第3回は、グーグルが面接プロセスにおけるムダを徹底的に削ぎ落とし、「効率(Efficiency)」をとことん追求するその理由とは?

採用プロセスを劇的に変えた「4回」のルール

グーグルの採用戦略において、最も大幅な時間とコスト削減に貢献した、といわれる偉大なルールがあります。

それは「面接の実施回数は4回まで」というルール。通称「ルール・オブ・フォー(Rule of 4)」です。

グーグルのすごい採用: 科学的な最強人事戦略
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グーグルのピープル・アナリティクスチームが、採用プロセスにおける面接回数と面接での評価、入社後のパフォーマンスの関連を分析して導き出した結論は「4回の面接によって、適切な候補者を86%の信頼性で予測できる」というもの。その後5回、6回と面接の回数を増やしても、予測の信頼性は1回の面接につき1%しか向上せず、精度の向上が頭打ちになったそうです。

つまり、5回以上面接を続けることの意味はきわめて低いということです。

この調査結果が出てから、グーグルの採用戦略チームでは「ルール・オブ・フォー」の原則をグローバルのすべての採用活動に適用しました。それによって採用プロセスにおける工数と時間を大幅に削減。面接官や採用担当の負担の軽減はもちろん、面接の長期化を防いだことで候補者の離脱率も低下しました。

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