「面接は4回でいい」グーグルが導き出した究極の採用の効率化 年間1.7万時間のムダを削減したプロジェクト

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さらに、他社の選考と比べても競争力の高い採用期間は、採用プロセスに対する候補者の満足度をも高め、結果として内定受諾率の上昇をもたらしたのです。

シリコンバレーでは「採用スピードの遅さ」は命取り

前回の記事では、グーグルの採用戦略の柱である「Effectiveness(効果:適切な候補者を見きわめ、確実に採用する)」を高める仕組みについてお話ししてきました。しかし、候補者を見きわめる精度を向上させようとすると、それだけ多くのハードルを必要とし、TTH(※)を長期化させるジレンマを必然的に伴います。

※TTH(Time To Hire)……候補者の応募(もしくはリクルーターからのコンタクト)から、書類選考、面接、採用委員会による審査、オファー(内定通知)、そして候補者の入社承諾に至るまでの全工程にかかる日数

かつてのグーグルでも、この「効果」を重視するあまり、10回前後の面接を重ねることもざらにありました。結果、エントリーしてから内定が出るまでに半年近くかかることも珍しくありませんでした。

しかし、優秀な人材を獲り合う採用激戦区のシリコンバレーにおいては、TTHの長期化は命取りとなります。そこで、グーグルの採用戦略チームでは、「効果」に支障をきたさずにTTHを短縮し、「効率(Efficiency)」を高めるためのアプローチについて常に考え続けていました。

その点で、データによる根拠から導き出された「ルール・オブ・フォー」は、「効果」を損ねずに、最も時間を要していた面接プロセスを圧縮し、「効率」を劇的に高める最大のヒット施策となったのです。

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