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ライフ #獣医病理医からみた「動物の話」

「押し入れに…」人気フクロモモンガに事故死が多い訳――さみしさやストレスから生じる痛ましい死。小さい体が訴える飼い主へのメッセージとは

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  • 中村 進一 獣医師、獣医病理学専門家
  • 大谷 智通 サイエンスライター、書籍編集者

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今回はペットとしての歴史が浅いフクロモモンガのお話です(撮影協力:NOBIMO15/撮影:尾形文繁)
飼っている動物が病気になったら、動物病院に連れていきますよね。動物病院には外科、内科、眼科など、さまざまな専門領域の獣医師がいますが、獣医病理医という獣医師がいることを知っていますか?
この記事では、獣医病理医の中村進一氏がこれまでさまざまな動物の病気や死と向き合ってきた中で、印象的だったエピソードをご紹介します。

人気が高まるフクロモモンガ

人間の手のひらサイズの体、大きくてつぶらな眼、滑らかでふわふわの触り心地、長い尻尾、そして人によく慣れる――。フクロモモンガは近年、日本国内においてペットとしての人気を急速に高めている動物です。

その姿は一見すると齧歯(げっし)類のモモンガやリスのようですが、有袋(ゆうたい)類といって、カンガルーやコアラ、ウォンバットなどの仲間です。有袋類の最大の特徴は、メスがお腹に「育児嚢(いくじのう)」という袋を持っていること。メスは未熟な状態で出産した子どもを、その袋の中で育てます。

日本で人気上昇中。眼の色や模様もいろいろなフクロモモンガの写真はこちら。

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【日本で飼われ始めたのはいつごろ?】

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