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ライフ #50歳からの美食入門

"恥をかかない""粋に見える"鮨カウンターの作法――店主を「大将」と呼ぶのはNG? 注文の仕方は?スマホの撮影は?知っておきたい心得とは

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  • 大木 淳夫 「東京最高のレストラン」編集長

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お鮨を楽しむために、知っておくといいルールをお教えします(写真:Fast&Slow/PIXTA)
おまかせなら気楽だが、カウンターでお好みでとなると、鮨の店選びはぐっとハードルが上がる。20年以上『東京最高のレストラン』編集長を務め、料理人たちからの信頼も厚い大木淳夫さんがお好みで鮨を楽しむための心得を教えてくれた。
(大木淳夫氏著『50歳からの美食入門』より、一部抜粋・編集してお届けします)

高級居酒屋と化した鮨屋

鮨は2000年代に「あら輝」「さわ田」といった30代の若き親方たちがデビューする中で新たなブームを生みました。

とはいえ、その頃は高級鮨といっても多くは1万円台でしたし、何年も予約が取れないといった現象もなかったので、比較的行きやすかったのです。ちなみに、かの「すきやばし次郎」は2010年の時点で3万1500円。このあたりが最高価格帯でした。

翻って現在は、いいお鮨を食べようと思うと、おまかせコース3万円が最低ラインで、4万、5万は当たり前。日本酒の値段も上がっているので、これでお酒も飲むと、普通に6万オーバーとなってしまいます。

それでも連日満席なのは、鮨屋が高級居酒屋として使われているからではないかと考えています。

明らかに勘違いなのですが、日本料理やフレンチのように、マナーで悩むこともないし、座ってしまえば勝手に酒に合う肴や握りが出てくる。お酒もおまかせすれば銘柄を選ばなくてもいい。スタッフはみな笑顔で優しくしてくれる。

お金さえあれば、極めて敷居の低いジャンルとして認識されている気がしてなりません。

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【「お金さえあれば」の誤解】

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