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ライフ #1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365

「訳もなく悲しいのは秋のせい!」、漢方アドバイザーがおすすめ「秋の養生3カ条」。不調や疲れを感じたら取り入れたい秋の食べ物とは?

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ようやく秋めいてきましたが、体と心のケアも忘れずに *写真はイメージです(写真:Ushico / PIXTA)
ようやく秋の訪れを感じる季節になりました。食べ物のおいしい季節ですが、昼夜の寒暖差や、冬に近づく中で感じる乾燥や物悲しい気持ちなど、心身のバランスを取るのが難しい時期でもあります。
そこで“なおみん”としてSNSでも人気の漢方アドバイザー・久保奈穂実さんの著書『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』より一部を抜粋、再編集し、秋の養生のポイントやこの時期に食べたい食材や料理のレシピをご紹介します。

「秋の養生3カ条」とは?

病気になる前の「未病」の段階で体を整え、病気を未然に防ぐことを「養生」と言います。

中医学には、あらゆるものを「陰(いん)」と「陽(よう)」に分類して考える陰陽説という哲学があり、活動的で明るく温かい性質のものが「陽」、暗く冷たい性質ものを「陰」とします。

秋は「陽」の気より「陰」の気が増え、昼が次第に短くなって夜が長くなっていく季節。空気が乾燥し始め、乾燥による不調が増え出します。

また、寒くなってくることで、もの悲しくなったり、落ち込みやすくなったりとメンタルの不調も起きがちになりますから、乾燥対策とメンタルケアを心がけてください。

1. 肺をいたわる

秋は五臓(ごぞう)の「肺」と相関する季節。五臓とは、体の動きや機能を「肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺・腎」という中医学の5つの分類です。

このうち「肺」は、呼吸を通して新鮮な空気を取り込み、全身に気や血を送り届ける働きがあり、皮膚や粘膜の生成、免疫機能、水分代謝にも関わります。

肺は乾燥に弱く、肺が弱ると、風邪をひいたり、空咳、喘息、肌の乾燥、便秘などの症状が出たりします。

また、肺は「悲(ひ)」の感情と関係が深く、肺が弱るともの悲しさが強くなりますから、食材や加湿器などで潤い補給をしてください。

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【気持ちを落ち着ける「安神」食材とは?】

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