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「サントリーの対応は迅速、記者会見も完璧」 しかし、新浪剛史会長の辞任だけでは解消できない《サントリーHDが抱えた"大きなリスク"》

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

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新浪剛史氏の突然の辞任に、経済界のみならず世間が騒然となった(2021年、撮影:梅谷秀司)

9月2日、サントリーホールディングス(以下、サントリーHD)は緊急記者会見を開き、新浪剛史会長が9月1日付で辞任したと発表した。

麻薬取締法違反の疑いで、8月22日に同氏が警察から家宅捜索されたことを受けての対応だという。突然の事態に、経済界は大きな衝撃を受けた。

サントリーHDは迅速な対応で初期の混乱を抑え込んだかに見えるが、新浪氏が去った後の経営体制やブランドイメージの毀損など、課題は山積している。

本稿では、現時点で明らかになっている情報に基づいて、新浪氏の辞任とサントリーHDの対応を評価し、同社が抱える今後の課題を整理したい。

依然として詳細不明な新浪氏の“疑惑”

9月2日午前中、サントリーHDが緊急記者会見を行うことを発表した。その時点で内容が明かされることはなく、さまざまな憶測が飛び交った。

昼過ぎ、事態は急展開を迎える。

新浪氏が違法薬物成分が含まれたサプリメントを輸入した疑いで、福岡県警の家宅捜索を受けていたと報じられたのだ。なお、その際に製品は見つかっておらず、新浪氏も関与を否定したという。

さらに、それを受けて、新浪氏が9月1日付で辞表を提出していたことも明らかになった。

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【新浪氏は「適法である」との認識だった】

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