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「声優」という職業は、今ではアニメだけではなく、バラエティ番組から朝ドラ、アーティスト活動まで、活躍の場をますます広げています。
最近では、その人気や個々のポテンシャル、SNSでの反響の大きさに、新たなビジネスチャンスを見出している企業も少なくありません。
しかし、いざ声優業界とビジネスを始めようと思っても、“まずどこにどのようなアプローチをしたらいいのか”については、意外と知られていません。
たとえば、ひとりの声優に仕事を依頼しようとしても、アニメキャラとしての声の仕事、声優本人としての仕事、楽曲関連の仕事など、それぞれ窓口が違う場合もあります。
そうした障壁がありながら、近年は多様な声優関連ビジネスが隆盛しています。その中の1つが、オーディオメーカーの手がける“コラボレーションイヤホン”です。
イヤホン操作時の音声に、アーティストやアニメキャラクターの声などが収録されており、「推しを身近に感じることができる」としてアニメファンから好評を博しています。
日本発のオーディオブランド「AVIOT」は、これまで『薬屋のひとりごと』や『【推しの子】』、『ハイキュー!!』、『仮面ライダーW』、『銀魂』、『範馬刃牙』など多くのアニメ作品、声優とのコラボ商品を発売してきました。
そんな「AVIOT」を運営するプレシードジャパンの井上脩人取締役副社長と、声優業界とオーディオ業界をつないだ文化放送エクステンドの内田浩之代表取締役に、声優業界とビジネスをする際の障壁や展望について、話を聞きました。
コラボのきっかけは“声優ラジオ”
――まずはそれぞれの会社の事業概要を教えて下さい。
井上 プレシードジャパンはオーディオ機器をメイン商材とした「AVIOT」というブランドを運営している会社で、特に無線でつながるワイヤレスタイプのイヤホンやヘッドホンを主力商品としています。
そのラインナップのひとつとして、アニメやゲーム、タレントやアーティストとコラボしたいわゆる“コラボレーションイヤホン”の事業に3年程前から本格的に取り組み始めました。
特にアニメ作品とのコラボモデルは国内外のお客様から高い評価をいただいており、販売も非常に好調です。世の中に出ていないものも含めると、これまでに350以上アニメキャラクターの音声収録をさせていただいており、プロモーションやイベントでの起用も含め、現在は声優業界との関わりも非常に深くなっています。
内田 文化放送エクステンドはラジオ局である文化放送のグループ会社で、ラジオにとどまらないコンテンツビジネスを行う会社として設立されました。
ラジオ事業としては声優ラジオ番組の制作及び放送・配信、またイベントや映像化への展開を、ラジオ以外ではたとえばゲーム事業として、自社IPのゲームソフトの開発・販売及び周辺展開を行っています。
私自身は、もともと新卒で文化放送に入社し、文化放送A&Gゾーン※の番組制作や編成などに携わって『神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories(DGS)』などを手掛けてきました。
※ 文化放送A&G(アニメ&ゲーム)ゾーンは、30年程の歴史を持つ文化放送地上波の“アニラジ(アニメやゲーム、声優関連のラジオ)”放送枠
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