軍用線だった「新京成電鉄」その痕跡と当時の記録 京成電鉄と合併、4月から「京成松戸線」に変更

カーブ区間を走る80000形(筆者撮影)
今年の春も、鉄道業界で大きな動きが起こる。もちろん、列車の増減便に関するダイヤ改正や、引退していく車両もあるが、その中でも、京成電鉄を軸としたグループの再編は、鉄道界の歴史に残るとても大きな出来事の1つといえるだろう。
新京成電鉄が消滅
4月1日に新京成電鉄は、親会社である京成電鉄に吸収合併される。保有する鉄道路線も「京成松戸線」として、新たなスタート地点に立つ。
新京成電鉄の創立は1946年10月23日。現在は松戸―八柱―初富―習志野―京成津田沼間を結び、京成津田沼から千葉中央までは、京成電鉄・千葉線に直通運転(新京成の車両のみが乗り入れる片乗り入れ)が行われている。
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