「カローラ アクシオ/フィールダー」迫る生産終了 フルモデルチェンジ後も残った5ナンバー車

トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、セダンの「カローラ アクシオ」とステーションワゴンの「カローラ フィールダー」、そしてカローラ アクシオを使う教習車の生産を今年10月末で終えると発表した。
2世代が併売され続けたカローラシリーズ
カローラ アクシオとカローラ フィールダーは、2012年に発売された日本向けの「カローラ」で、国内では現行カローラの前型となる。

現行のカローラは、2018年に、まず「カローラ スポーツ」が発売され、翌2019年に4ドアセダンのカローラと、ステーションワゴンの「カローラ ツーリング」がモデルチェンジにより発売となった。それに際し、国内においても新型カローラ全車種が3ナンバー車となったが、前型を併売する形で5ナンバー車のカローラ アクシオ/フィールダーがラインナップに残った。
海外向けカローラは、それよりも早い2006年から3ナンバーの車格となっていた。しかし、国内では車幅が1.7m以下となる5ナンバー車の需要が根強いため、専用車として5ナンバー車格が守られ、それにあわせてカローラ アクシオという名で販売されてきた経緯がある。そのために2006年のカローラ アクシオは前型のプラットフォームを活用し、次の2012年のカローラ アクシオでは別のプラットフォームを活用して5ナンバー枠を守るという、苦渋の策が採られていた。
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