「カローラ アクシオ/フィールダー」迫る生産終了 フルモデルチェンジ後も残った5ナンバー車

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カローラ フィールダーのインテリア
カローラ フィールダーのインテリア(写真:トヨタ自動車)

そうした背景を鑑み、トヨタは、カローラが3ナンバー車となり世界共通の車体寸法を日本へも導入するに際し、それでもなお5ナンバー車を希望する消費者に対し、前型とはいえ、カローラ アクシオとカローラ フィールダーの生産と販売を継続したのである。

3ナンバーの新型と、5ナンバーの前型の生産を同時に進めることは、経営効率としてよいはずもない。だが、そこがトヨタの顧客への配慮ということになる。

カローラ アクシオ/フィールダー生産終了へ

カローラ ツーリングのスタイリング
カローラ ツーリングのスタイリング(写真:トヨタ自動車)

そのうえで、カローラ アクシオとカローラ フィールダーという5ナンバーのカローラの役目も、そろそろ果たし終えたといえそうな販売台数となってきている。

トヨタ広報による販売台数の推移によれば、2023年の年間を通じたカローラ全車種(カローラクロスなども含む)の販売の中で、5ナンバー車は約13%、2024年は約10%と低下傾向にある。

また、カローラに限らず、自販連の上位人気車種の動向でも、2023年まではヤリスクロスを含むが、5ナンバー車をもとにするヤリスが首位の座を多く得てきたが、2024年になると3ナンバー車が主力のカローラが首位の座につく月が増えるようになった。つまり、新車購入の全般で、3ナンバー車を受け入れる機運が高まってきているといえるのではないか。

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