「仕事と恋愛」に共通する"結果を出す人"の原動力 成否を分けるのは「能力や体力の差」ではない
一方で、「どうしてもやりたいこと」には、熱意がともないます。熱意は、「継続的な努力を惜しまない姿勢」と「困難を乗り越える力」の両方を生み出します。
多少の困難や失敗にもめげず、「熱意100%」でチャレンジし続ければ、人は必ず成長します。こうして他人から見たらかなり努力しているように見えても、本人としてはそこまで努力しているつもりではなくなるのです。
得意なことよりもやりたいことを選べば、困難や失敗は増えるでしょう。でも自分の考え方が変わり、これまで見えなかったチャンスや新しいアプローチに気づくことができます。挑戦を続けることで得られる発見や学びが、結果を出す重要な要素になるのです。
「やりたいこと」の多くは、未知の挑戦。だから「できない」のは当然のこと。そこは気にしなくていいのです。ですが、今は得意でなくても、「なぜ得意じゃないのか」「どうしたらできるようになるか」は、やりたいことこそ、自発的に考えます。その結果、不得意は「得意」に変わっていくのです。
私自身も、そうでした。「手先が器用で細かい作業が得意」だったから歯科医師を目指したわけではありません。「世界トップクラスの歯科医師になりたい」という思いが先で、その一念で試行錯誤を続けた結果、精密・緻密な臨床手技が得意になったのです。
このように、やりたいことが先に来ても、最終的にはまったく縁のなかったことが得意に変わるなんて、誰でもできることなのです。
得意から始めたことは、もう少し得意になる程度で終わることがほとんど。あなたなら、どちらを選びますか? その答えは自明ですよね?
恋愛にたとえて考えれば、すぐに腑に落ちる
「恋愛」にたとえると、「やりたい!」(=熱意)と行動の関係が理解しやすいと思います。相手のことが「本気で好きなので、どうしても会いたい」という熱意があるのなら、自分の仕事が忙しくても、相手が遠くにいても、会いに行く努力(=行動)を惜しまないでしょう。遠距離恋愛なんて、その典型です。
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