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神奈川県愛川町のペルー料理が愛される深い事情 県内で最も「外国籍住民の割合」が高い自治体

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  • 安田 浩一 ノンフィクションライター

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神奈川県愛川町のペルー料理レストラン「TIKI(ティキ)」(編集部撮影)

「スタミナ」の4文字を感じさせる料理は、食べる側から無駄な思考を奪う。躊躇や懐疑を与えない。圧倒的な熱量とボリュームで、戦意を引き出す。

「ロモ・サルタード」は、そうした意味において、実に"好戦的"な料理といえよう。テーブルにどんっ!と置かれた瞬間に、心が弾む。食欲が一気に猛り立つ。思わず前のめりになる。

全国各地からペルー料理ファンが押しかける

南米・ペルーの代表的な家庭料理である。スペイン語で「ロモ」は牛肉、「サルタード」は炒めるの意。その名の通り、皿の上には炒めた牛肉、玉ねぎ、トマト、フライドポテトなどが絡み合って積み上げられ、その横には小山のように盛られたライスと、卵のサラダが添えられる。

左手前が「ロモ・サルタード」2200円。右手前は牛肉のパクチー煮込み1540円。右奥は茹でたジャガイモにチーズソースをかけたペルーの代表的な前菜「パパ・ア・ラ・ワンカイーナ」770円(編集部撮影)

ペルー版の肉野菜炒め定食。見た目の"勢い"は裏切らない。スパイスの効いた濃い味付けが、ライスの山をあっという間に崩していく。何も考えられない。もろもろの悩みも消える南米の味。

【写真】店主の内間安彦さん、父親のファンルイスさん、TIKIがある通り、旧日本軍の飛行場「正門」、飛行場の排水に使われた「排水路橋」、店内、牛肉のパクチー煮込み、唐辛子ソース

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【移民が手を加え、独特の進化を遂げたペルー料理】

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