釣り人の悩み解決"神施設"に学ぶ「そこそこ起業」 「この価格でこのサービスはアリ?」から考える

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釣りを楽しむ男性
釣ってきた魚の下処理は大変で、家に持ち帰っても嫌な顔をされる…。そんなお困り事に目をつけたビジネスとは?(写真:IYO / PIXTA)
長年、企業家研究を続けてきた経営学者の高橋勅徳さんは、自分が楽しむことを中心にビジネスを構築し、家族が生活するのに十分な稼ぎを得る状態を作る「そこそこ起業(ライフスタイル起業)」を提唱しています。
本記事では高橋さんの著書『なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか? 異端の経営学者と学ぶ「そこそこ起業」』より一部を抜粋し、その実例として「釣った魚をさばいてくれるビジネス」を取り上げます。
1本目の記事:「キラキラ」より「そこそこ」起業が幸せになる本当
2本目の記事:「週3日働き年収2000万」オジサンのニッチな仕事

釣った魚を持ち帰ったら「怒られる」

釣った魚を持って帰ったら、妻に怒られる。これは世界共通の釣りオヤジの悩みなのかもしれません。

幸いにというか不幸にもというか、私は未だに独身なので、釣った魚を自宅に持って帰っても怒られることはありません。

ただ、大漁の時ほど困ります。例えば寒くなるほどに美味しくなる寒サバを狙って船に乗り、運良く大きな群れに当たると小一時間で50匹近く釣れてクーラーボックスが満杯になったりします。

釣っている最中は夢中になっていますが、困るのは自宅のキッチンでクーラーボックスを開けたときです。その日に食べる分を除いて冷蔵・冷凍保存するにしても、まずは鱗と内臓を取らねばなりません。

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