「借金477万、4年で1200万貯めた」彼女の家計簿【再配信】 浪費家だった29歳が「苦しくない節約」できた訳

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もう1つのきっかけは、金融知識を得たことだという。YouTubeや書籍でお金について学んだことで、自分の現状を把握できて、やるべきことの道筋が見えてきた。

「金融知識を得る前は危機感だけあって、将来が不安だと思いつつも具体的に何もわかっていませんでした。子どもを持つ場合、養育費にどれだけかかるのか、老後資金はどう考えるべきなのか、年金はどのくらいもらえるのか、そういった知識がありませんでした。そもそも家計簿もつけていなかったので、月の支出もわかっていません。金融知識を学んだことで自分の現状がわかり、やるべきことが明確になりました」

知識がない状態では暗闇の中を歩いているようだったものが、学ぶことで暗闇が晴れて周りが見えるようになった。危機感はネガティブにとらえられがちだが、それがあるからこそキャリアアップや貯金、節約へと意識が向く。危機感に知識が加わったことで、不安が対処できる課題に変わっていった。

成功体験と金融知識、この2つがふゆこさんの節約生活を大きく後押しすることになった。

“不労節約”が日々の支出を抑える

その後のふゆこさんの節約・貯金生活は目覚ましい。家計の見直しを行った結果、月の支出は徐々に落ちていき、最終的には月10万5000円~11万円になった。

2022年の5月に会社を退職して現在はフリーランスだが、4年間の会社員時代に給料だけで1000万円を貯蓄している。昨年(2022年)は1年間で250万円を貯めることができた。そんなふゆこさんの節約のコツについて、項目ごとに紹介しよう。

特に大きく見直したものは、4つある。

① 家賃・光熱費・通信費

家賃はその後、4万4000円の物件から4万円のところへ引っ越してさらに安くなったそうだ。

「その時に家賃交渉して家賃を1000円下げたんですよ。小さな額ですが、毎月のことなので大きいと思いました」

家賃を下げることは、“不労節約”である。月々1000円でも安くなれば、積み重なると大きな金額になる。さらに、ふゆこさんはパートナーと生活しており、家賃と光熱費、家のネット代は折半している。食事は別で各自負担しており、ルームシェアのような感じで暮らしているという。

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