「会社、辞めたい」の原因は4つの深層心理にあった 「離職防止」喫緊の課題になった時代の基礎知識
関係欲求は、良好な人間関係を築き、人から認められたいという欲求である。
関係欲求――人間関係による離職を防ぐ
その思いが満たされないことが離職への決意につながっていくというわけだが、ここで見逃すべきでないポイントのひとつが、離職理由に「本音」と「建前」があること。離職者は離職の際に本音を言わずに辞めているケースがあるというのだ。とくにそれは、人間関係に起因する離職においてよく見られるそうだ。
そうなると、会社としても本当の離職理由を把握できず、上司も自分が原因で部下が辞めていることに気づけないことになる。そのような状態が続けば、さらなる離職者が生まれたとしてもまったく不思議ではないだろう。
なお「人間関係に起因する離職」についていえば、上司が自分の当たりのきつさに気づかないことが影響していることも考えられる。いうまでもなく「きついことばを使う」「言い方がきつい」「過剰な不安を与える」上司がそれにあたるわけだ。不機嫌に話す人や、イライラしている人、冷淡な印象を与える人、理詰めにする人なども、部下の離職を加速させる可能性がある。
また、そういった人は、パワハラとみなされる恐れもあるので注意が必要だ。
そう話す人は多いものです。この言葉には「最近の若手は軟弱で困る」と辞めた若手を批判する意図を感じます。たしかにデリケートな若者は多いです。
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