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日系だけじゃない「中国で車売れない」広がる悲鳴 ドイツメーカー、現地メーカーも大変な状況

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  • 浦上 早苗 経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員(コミュニケーションマネジメント)

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北京モーターショー2024で展示された、広汽ホンダのe:NP2(写真:AP/アフロ)

EVシフトが加速する中国市場で、日系自動車メーカーの退潮に歯止めがかからない。昨年三菱自動車が中国での生産から撤退し、今年はホンダ、日産が工場の一部を閉鎖する。

ただ、厳しい状況にあるのは日系メーカーだけではない。ポルシェ、メルセデス・ベンツなど高級ブランドを抱えるドイツメーカー、昨年まで破竹の勢いだった中国EVメーカーも、「中国のダイナミズム」「景気低迷」というような一言では言い表せない、とにかく大変な状況にあるのだ。

ホンダは中国不振で販売目標を下方修正

「とにかく大変」

中国の生産能力削減について、8月7日に開かれた2024年4~6月期の決算発表会でこのように答えたのは、ホンダの藤村英司最高財務責任者(CFO)だ。

ホンダは2025年3月期の4輪車世界販売目標を期初予想から22万台引き下げ、390万台に下方修正したと発表した。減少分はすべて中国だった。

同社の中国での不振は、昨年末から現地でたびたび報じられた。

ホンダと広州汽車集団との合弁会社である広汽ホンダは2023年12月、販売低迷を背景に工場の派遣従業員約900人の人員削減に踏み切った。

今年5月には、広汽ホンダが希望退職を募集。ロイター通信によると、従業員の14%に相当する1700人が応募したという。

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