金利上昇で考え直す「タンス預金」の運用バランス 自宅に置いておくお金はどの程度がいい?

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(写真:Yotsuba/PIXTA)

大手銀行が、貯金金利(現在0.02%)を9月2日から半年前の100倍の水準となる0.1%へ引き上げることになりました。

ここであらためて考えてみたいのが、自宅でこつこつ貯めてこられた「へそくり」などのタンス預金の使い道についてです。

実際、これまで「預貯金ならリスクも低いし、金利が上がるなら、預け入れを考えたほうがいいでしょうか?」といったご相談を数多く受けてきました。今回はこうしたご質問にお答えしたいと思います。

実は、長期運用に向いている

一般的には、へそくりを含め、タンス預金は今すぐ必要になるお金ではないため、本来であれば、長期運用に向いていると言えます。そういった意味では、全額ではなくとも、一部を預貯金や投資へ回してみるのもお勧めです。

中には、欲しいものを買うために家族に内緒でこっそり貯めているという方や、万が一に備えて自宅に現金を置いておきたいという方もいるかもしれません。

そこで、①まず「自宅に残しておきたいお金」は分けて残し、②「いつか自分の好きなことに使うためのお金」は自分が管理できる預貯金へ、③それ以外は、積み立て投資を始めてみるのもいいかもしれません。

よく、“お金に色はない”と言われますが、それぞれ目的に応じて、別の方法で管理運用することで、お金に色をつけることはできます。

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