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100億の貢献?糞虫の聖地「奈良公園」の奥深き裏側 驚異の自然サイクル!莫大な経済効果生む陰の掃除屋

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  • 丹治 俊樹 日本再発掘ブロガー・ライター

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奈良公園といえばシカと鹿せんべい。でも、そのシカの糞は誰が掃除しているのか。それは「糞虫」だ(写真:著者撮影)

多くの歴史的建造物や文化財、さらには芝生広がる若草山などの美しい自然が残る古都奈良。春日大社や奈良の大仏など歴史を感じるスポットのほか、野生のシカと触れ合える奈良公園も全国的に知られている人気観光地だ。

なぜ、奈良公園はシカのフンまみれにならないのか?

奈良公園といえばシカである。人に慣れており、観光客が鹿せんべいを購入した途端われ先にと近寄って食らいついてくる。せんべいを与える前にお辞儀をするなど、ここならではの光景も見られる。

ふと視線を落としてみると、地面にはたくさんのフンが落ちていることに気づく。奈良公園に生息するシカの数は約1300頭といわれており、フンが落ちているのは当然だ。

しかし、シカの数に対してフンの量はさほど多くなく、ハエが大量発生している様子もあまり見ない。ならばこれらのフンは日々どのように片付けられているのか疑問が湧いた。

鹿せんべいの売店はたいていホウキを備えており、手すきの際は周辺のフンを清掃してくれているが、もちろんこれだけでフンをすべてきれいにしているわけではないだろう。一体どうなっているのか?

【画像14枚】なぜ、奈良公園はシカのフンまみれにならない? 「毎日約1トンの糞を分解」「奈良財政に100億もの貢献」をする“糞虫”の奥深き世界

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【糞虫がシカのフンを分解している】

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