「アジアのベストレストラン」1・2位に日本の快挙 評価には「料理以外」の要素も大きく関わる
そのほかランキングした日本のレストランは以下の通り。
9位 ラシーム(大阪)
14位 ナリサワ(東京)
35位 ヴィラ アイーダ(和歌山)
39位 茶禅華(東京)
45位 ゴウ(福岡)
47位 チェンチ(京都)
また、個人賞として「アジアのベストペストリーシェフ賞」に加藤峰子さん(ファロ・銀座)が選ばれた。
日本のレストランの位置づけを考える
「世界の50軒」に比べて対象地域がより身近な「アジアの50軒」では、他国と比較した日本のレストランの位置づけがわかりやすい。
日本をはじめとする12の国・地域から選ばれ、日本から9軒ランクインしている今年のリスト、実際のところ「適切」なのだろうか?
日本のレストランは、今回は50軒のなかに9軒選ばれており、軒数だけ見るとシンガポールと同数だ(表参照)。
しかしたとえば世界中で統一の選考基準を用いているとされるミシュランガイドの星の数で比較してみると、シンガポールでは三つ星が3軒、二つ星が6軒。
ひるがえって日本では東京・京都・大阪・奈良だけでも三つ星20軒、二つ星が63軒ある(2024年4月現在、ミシュランガイド公式サイトによる)。
「アジアのベストレストラン50」の国別の軒数が料理でのランキングにならないのは、このリストには料理以外の要素が大きく関わっているからだ。
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