くら寿司「激シブ味噌汁」が生まれた納得のこだわり 出汁への熱意で、具がないのに異様な満足感に

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回転寿司に行ってみそ汁だけを味わうだけにもいかず、王道中の王道である「まぐろ」をいただきます。「ふり塩熟成まぐろ」は、くら寿司独自の「ふり塩加工」によって、水分を飛ばしながら旨みを凝縮されたまぐろで、醤油は1滴だけで十分なほどに味わい深い1皿です。

人気トップ3だというまぐろ、サーモン、はまち(筆者撮影)

その他、サーモンやはまちといった定番を食べた後に、いよいよ純味噌汁の登場です。お椀のふたを外した途端、だしのたまらない香りが一気に広がります。具がない、純粋なみそ汁。そう聞いたときに物足りない気もしましたが、もう味わう前のこの時点で、かなり満足感を覚えるくらいの魅力的な香りです。

味噌汁
人気の3品と、純味噌汁(筆者撮影)

口に含むと、その満足感がさらに高まります。先ほどまで嗅覚で予期していた「これ絶対にウマいやつ」という期待が確信に、さらに味覚によって実感に変わります。

そこから一足遅れて、みその味と風味が追いかけてきて、ホッと一息。だしとみそ、みそ汁の構成要素をまさに純粋に味わえる、そしてくら寿司のだしに対する自信を感じられる1品でした。

1年で生まれる商品アイデアは3000種類 「面白さ」もポイント

ここであらためて、くら寿司の紹介です。1977年に大阪・堺で創業し、会社を設立したのは1995年でした。その後、1996年に皿を洗い場まで水で運ぶ「水回収システム」、1997年に「時間制限管理システム」、2000年にビッくらポン! と、数々の仕組みを生み出してきました。

安価で高品質、そして「無添」をうたった安全性に加え、独自のエンタメ性を武器に店舗を拡大し、2023年10月末時点で店舗数は649を数えます。そのうちアメリカに50店、アジアに53店を展開している通り、昨今は国外にも旺盛に店舗網を広げています。

びっくらポン!
浅草ROX店はびっくらポン! も通常店舗とは違うスタイリッシュな見た目(筆者撮影)
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