時代とともに食卓の風景は変わるもの
焼き鳥屋を営んでいた僕の父親は、基本的に和食派。体にいいからという理由で味噌汁も毎日欠かさず飲んでいた。白いごはんに味噌汁。そして、店の残り物のおかず。これが僕の幼い頃の我が家の食卓の原風景だ。
両親が店の切り盛りで忙しいから、僕は近所に住んでいた祖父母の家でごはんを食べることもよくあった。そのときも基本的には和食。
僕は一人っ子だったし、両親も店のことで手一杯だったから、家族が揃ってごはんを食べることはあまりなかった。だから、アニメの「サザエさん」の家みたいに、みんなが揃って「いただきます」をするという感覚がずっとわからなかった。
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