「企画が通らない人」は上司との話し方を知らない 「気になってしょうがない」と相手は動く

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そして、いざ自分が話す番になった時も、相手のニーズに沿うように伝えましょう。例えば、部下指導で悩んでいる方に売り上げアップの話をするとします。「目標を達成するためには、日々の数字を把握し、共有することです」と話すより「部下がつまずいている箇所を把握し、具体的なアドバイスをしてあげると、結果として数字もついてきますよ」と言ったほうが喜ばれるはずです。

同じ「数字をあげよう」というお話だとしても、言葉1つで、まったく違う印象を持ちますよね。前者より後者のほうがずっとムズムズしてやってみようとなるはずです。相手に響く言葉を選び、ムズムズさせてあげてくださいね。

ムズムズテク②3つの視点で伝える

相手をムズムズさせるには、もう1つ、忘れてはならない視点があります。それは、全体を見る視点です。

例えば、あなたが上司に企画を提案したいとします。上司が興味を持ち、ムズムズし、企画が通るためには、次の3つの視点を使います。

①自分の視点
自分がいちばん伝えたいことは? 上司が興味を持つには? 首を縦に振ってもらうには? 企画が通ったら、どれだけ会社に貢献できる? お客さまにも受け入れられるか?

②相手の視点
会社や上司はどのような企画を望んでいる? 会社や上司はお客さまにどうなってほしい? 会社や上司はどんな課題を抱えている? 会社や上司は自分に何を期待している? お客さまは自分(自社)に何を期待している? お客さまの問題・課題・解決したい悩みは? お客さまの望みは何だろう?

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