デジタルアーカイブ構築を手がける誠勝(山本大視社長、東京都新宿区)は、博物館や図書館などを対象に史資料をデータで保存するための高性能スキャナーのコンサルティングセールスサービス「文化財ICTの誠勝」を2023年9月27日に開始した。

史資料をデジタルアーカイブ化するための高性能スキャナー販売を始めた(誠勝のリリースより) 

専門スタッフによる案内から購入までワンストップで

2023年4月の改正博物館法施行、同年6月の改正著作権法施行によって、博物館や美術館、図書館や大学などで資料のデジタルアーカイブ化やデジタル資料の公衆送信の機会が増えている。

ただ、こうした史資料のデジタル化に使う高性能スキャナーは専門性が高く、海外製品が多いことから比較検討のための情報源が限られているのが現状。現場からは「情報を得るのに時間がかかり大変」「視察・体験ができないと導入するべきか決めかねてしまう」などの声も多いという。

こうした声を受け、誠勝は郷土資料や閉架図書、美術作品などの史資料の形状、状態、サイズなどの特性に合わせた多様なスキャナーを専門知識を持ったスタッフが案内し、購入に至るまでをワンストップで可能にするサービスを始めた。

同社の強みは累計5000社以上のスキャン業務の経験から目的や用途に最適なスキャナーを選定することと、アフターサービスも万全なことだという。購入前にはデモ機の操作体験もできる。

用意している主なスキャナーには、貴重な書籍の負担を最小限にするもの、設計図やポスターなどサイズが大きな紙の資料のほか衣類や布製品のスキャンも可能なもの、絵画などの作品に触れずにスキャンできるもの、書籍を裁断せずにデジタル化できるものなどがある。

 

調査元:https://scanner.sei-syou.com/