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横浜駅焼失や列車転落「関東大震災」神奈川の惨状 甚大な鉄道被害、土石流で海中へ崩落した駅も

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  • 森川 天喜 旅行・鉄道作家、ジャーナリスト

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【焼失横濱駅ノ残骸】関東大震災で焼け落ちた2代目横浜駅。屋根がすべて崩れ落ち、火災のすさまじさを物語る(写真:横浜開港資料館所蔵、編集部にてトリミング加工)
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100年前の1923年9月1日11時58分、南関東を中心に未曾有の被害をもたらした関東大震災(大正関東地震)が発生した。

この震災に関しては、多数の死者を出した都内の火災による被害にフォーカスされることが多いが、地震の揺れそのものによる鉄道被害は、震源地に近い神奈川県南西部の小田原市付近が最も甚大だった。

揺れによる鉄道被災が甚大な神奈川

そのことは、『大正十二年 鉄道震害調査書』(鉄道省)の東海道本線の被害に関するレポートにも表現されている。

「東京横浜地方に於けるが如き火災に因る被害を除き、直接震災に因るものは東京より西下するに従ひ漸次その度を増し、清水谷戸隧道を越え戸塚駅付近より一層甚しく、国府津下曽我付近最も劇しく、これより西するに従ひ被害の度を減少し、足柄信号所付近に於て再びその度を増し、御殿場駅に至りて減少せり」

本稿では神奈川県下で多大な被害が発生した横浜市電、熱海線(現・東海道線の国府津―沼津間)、熱海軌道、箱根登山鉄道の震災被害の実態を、当時の写真や『鉄道震害調査書』の記述などを基に見ていくことにする。

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