グローバル企業として250年以上の歴史を持ち、百科事典やデジタル教材を制作するブリタニカ・ジャパン(東京都千代田区、須藤みゆき代表取締役社長)は、経済産業省が主導する「未来の教室」プロジェクト「STEAMライブラリー」に提供したコンテンツを活用したワークブック『ブリタニカSTEAMブック』を2023年9月上旬に刊行すると発表した。
文理や教科の枠を超えたSTEAM教育の教材
「STEAM(スティーム)」とは、Science、Technology、Engineering、Arts、Mathematicsの頭文字の組み合わせで、「STEAM教育」とは文系と理系の枠を超え、教科を横断しながら課題解決を行い、創造的な学びへとシフトさせていくという教育の考え方を指す。
経産省は学びのSTEAM化と個別最適化をコンセプトに、テクノロジーを生かした能力開発技法「EdTech(エドテック)」を活用して新たな教育プログラムを開発する実証事業「未来の教室」を実施している。
ブリタニカは最新の研究内容を中高生にとってわかりやすい教材とすることを目指してコンテンツ制作に取り組み、「未来の教室」事業に提供。この知見を生かし今回、STEAM教育に取り組む生徒と教員が、各教科の授業や総合的な探究の時間に教材として、または生徒の自主学習教材として活用できるワークブックとしてまとめた。10のテーマ(睡眠の研究、「こわい」と娯楽、ベジミート、認知とナッジ、ゲノム医療、ホタルと遺伝子組み換え技術、AIロボットの自律性、生分解性プラスチック、テレパシー技術、量子力学)といった学習プランが盛り込まれている。
ブリタニカでは「STEAM教育では各教科の知識・技能などを活用することを通して課題解決を行うので、課題の選択や進め方によって生徒の強力な学ぶ動機づけになることが期待されます。各教科等横断的な学習や、探究的な学びへの取り組みは、これから社会の一員として活躍する生徒にとって必要不可欠な体験になります」としている。
『ブリタニカSTEAMブック』はA4サイズ100ページ前後の冊子か、専用Webサイトより提供されるデジタルコンテンツで950円(税別)。
STEAM教育のオインラインセミナーも実施
ブリタニカは早稲田摂陵高等学校Wコース長の米田謙三氏をゲストスピーカーに迎え、2023年8月22日(火)20時~21時30分にSTEAM教育についての無料オンラインセミナーを開催する。
オンラインセミナーとSTEAMブックの詳細は下記から。