週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ライフ

Superflyが誇りと言い切る「田舎者であること」 コロナ禍で明確になった彼女が"歌う意味"

10分で読める

INDEX

Superflyという名前は、アメリカ英語のスラングで"超かっこいい"を意味する言葉だという(写真:長田慶)
【写真を見る】Superflyが誇りと言い切る「田舎者であること」 コロナ禍で明確になった彼女が"歌う意味"(7枚)

トレンドの移り変わりがますます激しいエンターテインメント業界。その中で一人のアーティストが活動休止し、その中での自己探求を通じて、自身にとって大切なものを見いだしていた。

そのアーティストは、Superfly。2007年4月に日本の音楽シーンに突如現れた女性シンガーソングライター、越智志帆のソロプロジェクトだ。『愛をこめて花束を』『タマシイレボリューション』など、パワフルでソウルフルな歌声と高揚感のある楽曲で人々を魅了。日本を代表する女性ボーカリストの一人となり、存在感を放ってきた。

アナログな世界で生きることが、私の自己表現

昨年、デビュー15周年を迎えた彼女だが、アーティストとして大切にしている価値観を聞くと、“田舎者”であること、そして、アナログな世界への愛情だという。

「私にとって、田舎者(愛媛県出身)であることは、誇りであり、大切なアイデンティティです。機械に疎く、パソコンの電源の入れ方もわからないような私ですが、最近作ったスタジオには、立派なパソコンを設置しました。動作確認では、『これ、どこから音が出ているのかしら』と機械音痴すぎる自分にわれながら驚いてしまいましたね(笑)。

逆に言えば、超アナログな世界が私の心を魅了したり、アナログな世界で生きることが、私の自己表現なのかもしれない。そこには、人間が生まれ持った感性が存分に発揮され、生き生きと輝く何かがあるのだと」

時には、「自分が生まれた時代を間違ったのではないか」と思うこともあるという。

「昭和より前かもしれないと想像してしまいますね。最近、家に導入したぬか床をかき混ぜる瞬間とかが最高なんです(笑)。江戸時代の小説に熱中することもありますが、その時代の暮らしに思いを馳せ、心に静寂を与える瞬間を感じたりもしています」 

次ページが続きます:
【コロナ禍で芽生えた明確なメッセージ】

2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象