門真市は大阪市の東端と接する、人口約12万人のベッドタウンだ。交通利便性に優れ、この街から大阪の中心部には大阪メトロ長堀鶴見緑地線、京阪電気鉄道京阪本線でわずか20分ほど。街の真ん中を淀川水系の古川が流れ、東西を京阪本線と国道163号が横切り、南北を大阪中央環状線が貫く。
門真市は隣の守口市と並んで、世界的な家電メーカー、パナソニックの本拠地として栄えてきた企業城下町だ。1960年代から70年代にはテレビ、オーディオなどAV機器の研究・開発、生産の主要な拠点と、関連の下請け工場が集積。当時、パナソニックの発展はイコール街の発展だった。街が活気にあふれていた60〜65年には人口が178%も増加。70年代には14万人台に膨らんだ。
だが、産業構造が変化し、中国や韓国などの家電メーカーが世界で台頭するようになると、パナソニックもリチウムイオン電池や車載機器などに主力製品を徐々に変化させ始める。平成バブル期には70億円を超えていた門真市の法人住民税も減少を続け、2019年度には17億円台になった。
教育・産業・住居の整備
現在、街は「地域に根差した子育て・教育施策の充実」「産業の振興と身近で働ける場の創出」「まちづくりの推進による快適な住まい環境の整備」の3本柱を掲げ、大阪の衛星都市としての「人が集まる街」づくりを目指している。
産業振興分野では門真市ものづくり企業ネットワーク、通称「門真ネット」を立ち上げ、中小企業や工場を支える仕組みを構築。企業間交流や地域内受発注を促し、ものづくり補助金をはじめとした各種施策が成果を上げている。
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