有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #人が集まる街 逃げる街

穏やかな住みよい街、子育て支援も充実 静岡市 [静岡県]

3分で読める 有料会員限定
  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー

以前、筆者は静岡市をしばしば訪ねていたのだが、車で市内に入って気づいたのは、交差点で右折しようとしたときに直進してきた対向車が快く道を譲ってくれることだった。また、歩行者がいれば横断歩道の前で止まり「どうぞどうぞ」と渡らせる。都内などでは、なかなかこうはいかない。

静岡県人は「のんびり、おっとり、おおらか」と聞くことは多いが、同じく頻繁に訪れた浜松市では、そうでもなかったように思う。地元の人は、からっ風の吹く遠江(とおとうみ)の人は気性が荒く、気候が温暖な駿府の人は穏やかなのだと言っていた。

静岡市は静岡県の中央部にある人口68万6000人の政令指定都市だ。近年は多くの地方都市で、産業構造の変化に伴い中心市街地が廃れ、郊外のロードサイドに商業店舗が展開する傾向がある。だが静岡市内では、JR静岡駅を出ると狭いエリアに多くのオフィス、商業施設、マンションなどが集積している。コンパクトな街なのだ。

また、静岡駅から駿府城付近までの繁華街がにぎわっているだけではなく、清水、東静岡、草薙(くさなぎ)などに副都心機能が分散され、一極集中も生じていない。競争を好まない、上品でおっとりした市民の気質は、街の形成にも影響しているのかもしれない。

東京へ新幹線通学も可能

交通の利便性もよい。静岡駅から東海道新幹線に乗れば、東京駅にも名古屋駅にも、約1時間で到着する。東京や名古屋の大学に合格した市内在住の学生が実家から通学することもあるようだ。また、市内にはJR東海道本線をはじめ、静岡鉄道やバスなどの交通網も充実し、車なしでも移動しやすい。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数