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『資本論』から見えてくる資本主義の欠点 現在の問題をマルクスは150年前に予測していた

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先日、マルクスの『資本論』を取り上げたNHKのテレビ番組をやっていた。それを見ながら、1980年代に中国に留学した際、大学の先生に「中国語の基礎ができたらマルクスの資本論を勉強しないか」と誘われたことを思い出した。

もちろん資本論という書名は知っていたが、きちんと読んだことがなかった。そのときは「社会主義の中国でなぜ資本論を薦めるのか?」と興味を持ったが、中国語訳の本の分厚さに恐れおののき、すぐに読むのをやめてしまった。

その後、資本論を読む機会はないままだった。だから、番組で「資本論とは資本主義の本ではなく、資本主義の末路(?)を予言する内容」と知って非常に驚いた。

改めて資本論を読んでみると、「労働とは本来構想と実行から成り立っており、自ら構想して実行すれば仕事はより魅力的になる」というのはそのとおりだ。さらに現代社会の多くの労働が「構想と実行が分離され、(単純労働により)賃金が下がる貧しさのみならず、技能や能力を習得する機会をも奪われる貧しさ」に直面しているとの指摘も当たっている。

「資本主義のイノベーションとは労働者を効率的に使って資本を増殖させることで、しかもその資本増殖は無限である」と、資本家も労働者もいったんこのサイクルに入ってしまえば、抜け出すことは難しいという。われわれが現在直面している問題をマルクスは150年前に予測していたわけだ。

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