2020年も残すところあと1カ月を切った。年初からの主要10通貨の騰落率をみると、今のところスウェーデンクローナが断トツで強い通貨となっており、このまま最強通貨で年を終える可能性が高そうだ。昨年最弱通貨だった反動もあろうが、スウェーデンクローナが最強通貨になるのは06年以来14年ぶりのことだ。
2位争いを演じているのはユーロとスイスフランで、こちらはまだ勝負がまったくわからないくらいの接戦だ。ちなみにユーロは昨年9位、スイスフランは3位だった。もしスイスフランが今年も3位になると、3年連続の3位となる。スイスフランは過去20年間一度も最弱通貨になったことがない。
弱いほうの通貨は混戦状態だ。米ドル、カナダドル、英ポンド、ノルウェークローネの4通貨が並んでいる。米ドルが主要国通貨の中で最弱になると17年以来3年ぶりとなる。10通貨の中で最弱になったことが最も多いのは米ドルと円で、過去20年間でそれぞれ5回最弱通貨となっている。
円は豪ドル、ニュージーランドドルと並んで、今年は主要10通貨の中位で終わりそうだ。ちなみに、このまま今年を終えると、円は5年連続で米ドルよりも強い通貨となる。言い方を変えれば、米ドルは対円で5年連続の下落となる。もし米ドル円相場が1ドル=104円50銭より円高で今年を終えれば、この5年間で最も大きい下落率となる。
1970年以降、米ドルが対円で5年連続の下落となったことは90~94年の1回だけだ。6年連続での下落は過去に例がないが、来年も米ドルが対円で下落し、6年連続の下落となり100円を割り込むと予想している。米ドル円相場が2桁に入るのは、16年の短期間を除くと13年以来となる。
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