「現時点でこれという目的がなくても、あらかじめ積み立てたお金からライフイベントごとに必要な金額を使うといいですよ」
11月中旬、投資信託による積み立て投資のウェブセミナーに約40人が集まった。主催したのは、ファッションビルを運営する丸井グループが2018年に設立した証券会社「tsumiki証券」。講師役の女性2人は雑談を交えながら、できるだけ専門用語を使わず進行していく。近年急増している「投資ビギナー」が相手だ。
tsumiki証券が販売するのは、積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」の対象となる投信。インターネットで購入でき、丸井グループのクレジットカード「エポスカード」で決済する。
同社の口座開設者は20~30歳代が7割を占め、高齢層がメインの大手とは顧客層が異なる。7割が投資ビギナーである点も大きな特徴だ。寒竹明日美CEOは「初心者は投資に対して『よくわからない』『損をするのが怖い』など不安を持っている。いかに平易な言葉で投資の魅力を伝えていくかがカギになる」と話す。
運営面でも平易さにこだわる。「選択肢が多すぎると選べない」との声を受け、長期積み立て投資に対する理念を共有できる運用会社3社の投信4本に絞った。ホームページでの商品説明も難解な表現を避け、エポスカードの会員情報を利用して入会手続きの手間も軽減する。
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