昨年スタートした「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭」が、2年目の春を迎える。4月27日と28日の2日間、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールと周辺施設で開催される。
一昨年まで同じ会場では「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭が行われていたが、この音楽祭は明確な違いを打ち出している。それはオペラをプログラムの中心に据えていることだ。びわ湖ホールは、国内でも有数の4面舞台を備えた大ホールがあり、舞台転換が必要なオペラ公演には最適なのだ。
この音楽祭の手応えや魅力について、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典氏に話を聞いた。
「この音楽祭を始めるに当たって意識したのは、“ファン感謝デー”でありたいということでした。それは、常日頃びわ湖ホールに足を運んでくださっている方々が、普段と違った楽しみを味わえるということです」
今年は、さだまさしの『秋桜』をオペラ界の大スターである福井敬が歌う。普段は聴けない楽曲を楽しめることが、聴衆にとって大きな魅力となるのだろう。さらには、出演者たちが普段の公演を通じてホールやスタッフと密接な関係であることや、地元のアーティストが率先して出演することも、この音楽祭の特徴の1つだ。
その結果として、びわ湖ホールのファンが「新たなプレゼントを受け取った」と感じてくれるような音楽祭を目指す。それが沼尻氏の目標だ。
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